いろんなスティールパン その1

数年前にトリニダードに行ったときに、空港にすごい展示があった。
スティールパンの歴史みたいな展示で、古いパンがたくさん並んでいた。
いつかまとめようと思いつつずっとやっていなかったのを、今こそやってみようと思う。
今も展示しているのだろうか。また見てみたいなと、時々思い出す。

長くなりそうなので1回じゃ書ききれないから、今回はリズムセクションで使われていたものとベースについてまとめてみた。
記憶が薄いけど…展示全部の写真は撮れていないと思う。展示の一部分と思ってください。


~リズム担当ぽいやつ~

●Drum set with Caustic Soda drum(苛性ソーダ用ドラム缶でできたドラムセット?)

ちょっと訳し方があってるかわからないけど、つまりドラム缶でできたドラムセットということらしい。

説明パネル「この楽器のコアファンクションはリズムをキープすること。キックドラムが無く、シンバルが備え付けてあるのが「caustic soda drum」の基本形。一貫したビートを刻むとともに、きらめき鳴り響くシンバルがサウンドに広がりを持たせる。当初はプレイヤーの首にかける「アラウンドザネック」スタイルで持ち運ばれ、通常のドラムスティックで演奏されていた。」


え?これ持ち運びタイプなのか!
キックドラム無しって書いてあるから、手でビートを刻むの?修行だな。
後ろ側はどうなってるのかとかめっちゃ気になりますが、写真が無い。

●Caustic Soda Drum "Cuff Boom"(カフブーン?)
違う形もありました。

説明書き「スティールバンドのバックを担うドラムの一種。アラウンドザネックで、プレイヤーの横脇に持つ感じで、グーにした素手でドラムの表面を叩く。それゆえ「カフ(平手で打つこと)ブーン」と呼ばれた。バンドのほかの楽器にあわせてテンポをキープした。」


どんな音が出るのか非常に気になりますね。これ演奏してるとこ見てみたいな~~妄想。


~ベース~
次はベース(bass pan)の展示です。


●Two Note Bass「Du Dup」(ドゥドゥップ)
これは知ってますね。知ってるだけで叩いたことはないけどな。
説明パネル「30インチでカットされ表面に2音あるスティールパン。アラウンドザネックで、両端にスポンジボールが付いたスティックで演奏する。2音しかないのは、この楽器がテンポとリズムのキープのために使われているということを表している。」

ドラム缶はフルレングスよりちょっと短いんですね。初めて知りました。
アラウンドザネックでって相当きつそう。サロンパスないと無理。

●Three-Note Bass(3音ベース)

次は3音のベースです。だいぶ今のベースっぽくなってきました。

説明パネル「フルレングスの切られていないドラムで3音ある。スポンジかラバーのボールが先端に付いたスティックで叩くと、その長いボディがサウンドの深みとより幅広いオクターブを生み出す。多くの場合、練り歩くバンドにおいて、プレイヤーはこのパンをアラウンドザネックで運んだ。そしてそれはめちゃくちゃ疲れただろう。」


う、うん、めちゃくちゃ疲れると思うよ。つうか無理だよね。
でも頑張れば100mくらいならできるかも。

違うベースもあった。
上のやつより、打面の取り方が少し進化していると思う。
●3Note Bass Pan
2個セットっぽい。つまり全部で6音かな。配色がかっこいい。
これは細かい説明がないけどアラウンドザネックじゃないことを祈る。

●4 Note Bass Pan(4音ベース)
質感が今っぽくなってきた。見慣れた感じです。

説明書き「4Note Bassは4音構成の1人用のシングルパン。ところで、テナーベースもまた4ベースと呼ばれることがある。テナーベースは、1人で4つのドラムを演奏するもので、コンベンショナルスティールバンドにて使われる。きれいではっきりしたベースラインを奏でるという重要な役割を担っている。」


説明書きには4音ベース(1個のドラム缶でシングルパン用)と4ベース(4つのドラム缶で1セットのベース)について書いてあるから親切なようでわかりにくい。
写真に写ってるのは「4音ベース(1個のドラム缶でシングルパン用)」の方ってことですね。

●G-Pan Six Bass(Gパン6ベース)
ここでついに6本セットの登場です。
説明書き「6ベースは1人で6つのドラムを演奏するものです。コンベンショナルスティールバンドで使用されます。これらが最もポピュラーな伴奏のパンで、いろいろな規模のスティールパンアンサンブルでも使用されます」


よくみると1個のドラム缶に5音ついてる。音数が多いのはG-panだからなのかな。
G-panについてgoogleで調べたけど、英語が難しくて余計に謎が深まった。

だれかにわかりやすく説明してほしい…。

謎が深まる内容ですみません。

次回も謎を深める感じでまとめていきたいと思います。


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